暗闇の空き缶捨て場

闇があふれ出た空き缶の戯言

仮面ライダーセイバー 第1話……ではなく第1章を観たわけだが

 

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 はじめに

ご無沙汰しております。

 仮面ライダーを本格的に観るようになったのは2007年の電王から、zawa缶です。

 

 そんなこんなで9月2日にスタートしました令和ライダー2作目『仮面ライダーセイバー』。

 

 前情報を調べた限りですと「今年のライダーは比較的子供向けの明るく楽しい作品に寄せるのかな……?」と思った私ですが、いざ本編を視聴して抱いた感想はというと……

 

こ、今年のライダー……

 

 

 

しょーじき1話の時点で凄く好きかも!!!!!

 

 あくまで個人の感想ですが、主人公のキャラクター性と戦う理由をしっかり説明していて戦闘しシーンや世界観つくりをしっかりしている、続きが非常に気になる、とてもワクワクする1話でした!

 

 それでは『仮面ライダーセイバー 第1章』の個人的に好きなところ、気になったところを具体的に述べていきたいと思います。

 

 

 

  • 良かった点

 

  • 主人公のキャラクター像を簡潔に提示してくれた(その上好感度高め

 ここが今週話かつ作品の1話として特に好きな点!!!!

 もうね、主人公の神山飛羽真(かみやま・とうま)が仮面ライダーになる前から子供達に優しくて慕われているのがいいんすよ!! 

 非常事態に見舞われた時もね、不安になってる子供を宥めた後「事件を解決してお母さんと再開させる」ことを約束してさ、そのために普通のホモサピエンスには不可能な(?)聖剣引っこ抜きを実現させて変身して、見るからに怖くて危ない怪人に立ち向かっていくの、そんなの……

 

 こんなんヒーローじゃん!!! 

いやヒーロー番組だけどさ!!!!!!



 他にも芽依ちゃんから提示された無茶な締め切りを「友達との約束」を理由にぺこぱ風に快諾してしかもその締め切りをきっちり守って(この時点で仕事面でも信頼できる人格者。しかも怪人との戦いの後ですぜ?)たり、夢の中で女の子を守れなかったことがトラウマかつ戦う理由になりそうだったり、飛羽真にとって「約束」が物語における重要なテーマなのでしょうか?

  • ファンタジーとしての画作り強め

 見ていて「これ本当に仮面ライダーの1話?」と思いましたよ。もちろんいい意味で

 

 フルCG背景のなかで縦横無尽に剣を振るうセイバーの場面は本当に凄かったですね……。

 動き優先でリアリティ面ではちょいちょいアニメ感が出てしまっている感はありますが、本の世界で戦っているということから「そういう演出」として割り切れる範疇ではあります。

 

 変身バンクはゴーストとエグゼイド、必殺技の特殊演出はエグゼイドとゼロワンが印象深いですが、セイバーはそれぞれの作品を遥かに凌駕する(なんなら本家本元の戦隊と比べても珍しいくらいに)レベルで凝っていませんでしたかCG演出?! 

 特に必殺技演出の時の本をパラパラ捲るのをコマ撮りで演出したリピート表現!!

 

 これ本当に登場する全ライダー(現時点で11人以上登場させると公言したとか)及び全強化フォーム用意するのですかね?!

 それなら「予算大丈夫」がTwitterのトレンドに入るのも納得しちゃいますよ……

 

 日常パートの異世界表現もCGが入っていて非CG場面もシャボン玉を飛ばすなどして雰囲気を崩しすぎないよう

 

 

にしているので、この世界観づくりを1年通して出来る限り維持して欲しいところですね……

 

 ところでゴーレム怪人の巨大化演出、下から見上げるアングルで表現していたのあまりにも戦隊で見まくった手法で笑ってしましましたね

 

  • 敵の目的が簡潔に示されている

 これで感動するのは1000%ゴーストのせいだと思います(真顔)

 

 ゴーストの個人的な不満点の7割「本編だけだと世界の仕組みがどうなっているのか、敵が何をやりたいのかが良く分からない」だったもので……。

 だからこそ1話の時点で敵が「本の力で世界を作り変えてやるぜ! 人間は消えな!」って言ってくれたの凄く安心したんですよね。

 とりあえず、物語は主人公の目的と敵の目的がしっかりはっきりしていれば基本的に楽しめるものになるので。

 

  • ヒロインの須藤芽依ちゃん

 未知のものに興味津々なとこ可愛いと思いますよ。自分の都合で締め切りの短縮を要求してくるの酷いですけど。

 

 

  • 気になる点

  • 世界観や設定を本編の中できちんと説明してくれるのだろうか

これで不安になるのは1000%ゴーストのせいだと思います(真顔)

個人的に1話の中で疑問になった点は

  • どうして飛羽真は変身してすぐの戦闘に対応できたの?
  • アルターブックが2つあるけれど、それぞれどのような違いがあるの?
  • 飛羽真の夢(過去の出来事?)の前後で世界はどう変わったの?
  • 本編のはじまりと終わりでナレーションする変なおじさんは本編と直接関わるの?
  • 仮面ライダーカリバーは何をしたいの?
  • 青い人は普段からライオンに乗って移動してるの?

 辺りですかね。2話で世界観や敵と味方の説明は行ってくれると思いますが。


  • 主人公の小説家要素が薄い?

これはちょっと重箱の隅を突くような難癖になってしますのですけどね……

 神山飛羽真、人柄の良さと根っからのヒーロー気質は本当に好きなんですよ

 ただ、1話をみただけですと小説家というよりは本屋で働いている気の良くて優しいお兄ちゃんみたいな印象で小説家らしさ(作品を書く上でどのようなテーマを心掛けているのか等)を感じる描写はあんまり無かったなー、と思ってしまいました。

 

 そのせいか「物語の結末は俺が決める」というちょっと我が強めの決め台詞が若干浮いてしまって説得力が少なめに感じてしまったのですよね……。(怪人の煽りに対する買い言葉と捉えれば自然なんですけどね。でも1年を通して使うであろう決め台詞だろうからなー)

 来週の話以降で「小説家としての神山飛羽真」をより描写してくれる事には期待したいところですね。

 執筆している小説のテーマにも「約束」を盛り込んでいるとかでしたら喜んで掌を返しますので

 

  • まとめ

 いよいよ始まった仮面ライダーセイバー

 第1章こと1話ですが個人的には主人公が好印象&(期待と不安両方の意味で)続きが気になる世界観&このクオリティを出来る限り維持してくれるなら楽しみ過ぎるCGバリバリの戦闘シーンという、非常に満足できるないようでした!!

 

 今後の感想も毎週は厳しいところですが思い立った時に書いてみたいと思います。

 

 それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!! <(_ _)>